10月に入ってようやく残暑が去り、
涼しい風が心地よく感じられる季節になりました。
衣替えとは、季節の変わり目に衣類を整理整頓し、
次の季節の衣類を出すことです。
今回は、秋の衣替えをスムーズに行うポイントを紹介します。
衣類の整理、選別
家庭での衣替えは湿気を防ぐため、
晴れた湿度の低い日に行うのがよいとされています。
ますクローゼットやタンスの中の衣類をすべて取り出します。
- 秋冬に着るもの
暖かいアイテムを確認します。 - クリーニングに出すもの
シミや汚れが気になるものはクリーニングへ。 - 次のシーズンまでしまうもの
夏物はきれいに洗ってから収納します。 - 手放すもの
この服で外出したいかどうか?を考えた時、
いらないと判断したものは処分します。
寝間着、12月の大掃除ぞうきんにしたり
リサイクルショップや寄付にする方法もあります。
衣類の収納方法
選別が終わったら、衣類を収納します。
収納する前に、衣装ケースやクローゼットを掃除します。
シーズンオフの衣類は、洗濯・湿気対策を行い、
収納ケースやクローゼットの奥、ハンガーラックに
つるして衣類カバーをかけるなどして収納します。
秋冬物は、取り出しやすい場所、
自分の腰から目線の高さくらいに置きます。
この位置は「収納のゴールデンゾーン」といわれています。
小物やアクセサリーの見直し
衣替えは小物やアクセサリーの見直しによい機会です。
引き出しに並べたり、オーガナイザーを入れて整頓すると見やすくなります。
スカーフや手袋、帽子など秋冬アイテムをチェックし、
必要なものがない場合は揃えます。
暖かいヒートテックなどの情報を調べるのもいいかもしれません。
衣替えの具体的なやり方・手順
1. 衣類の取り出しと選別
持っている衣類を全部出すことで、
必要なものと不要なものを選別しやすくなります。
以下のポイントを参考にしてください。
- 状態の確認
シミや汚れ、破れがないか。 - サイズの確認
体型の変化に合わせて、サイズが合わないものは手放す、
売却などを検討します。 - スタイルの確認
自分のスタイルに合わないものや、
もう着ないと感じるものは整理します。
2. 洗濯・クリーニングする
選別が終わったら、衣服の洗濯表示に気をつけて洗います。
黄ばみやすい襟や脇、袖を念入りに手洗いしたり、
洗濯機のつけ置きコースなどを利用し、素材によって漂白剤などを使います。
シミや汚れが気になるものはクリーニングに出します。
ボタンの取れ、ほつれなどの修繕が必要なものも、
この機会にメンテナンスします。
3. 収納の工夫
シーズンオフの衣類は、洗濯・虫干しや湿気対策を行い、
収納ケース、クローゼットの奥にしまいましょう。
ただし、寒暖差を考え、夏物を少し残しておくのも便利です。
以下のポイントを参考にしてください。
- 防虫剤
衣類を虫から守るために、ドラッグストアなどで
衣類用防虫剤を購入します。
ウールやシルクなどの服は、虫害が起きやすいとされます。 - 湿気
湿気取りシートなどを使用し、カビや臭いを防ぎます。 - 収納ケース
最近は布製や、すき間に入る薄いものなども売られています。 - 収納は8割に
服をぴっちり詰め込みすぎると、後で整えるのが面倒になり
部屋が散らかる原因になるので注意が必要です。
つるして収納する場合は、季節や種類によって
ハンガーの色を変えたりするのもわかりやすいです。
4. 秋冬アイテムの準備
秋冬の衣類を取り出したら、揃っているかを確認しましょう。
- ニットやセーター
寒い季節の前に色やデザインを揃えておくと、
コーディネートが楽になります。 - コートやジャケット
外出時に必要なアウターもチェックしておきましょう。 - ブーツやスニーカー
秋冬に合う靴を揃えておくと、コーデの幅が広がります。
衣替えはめんどくさい?やるメリット
クローゼットの整理整頓
クローゼットやタンスの中で必要な衣類が
すぐに見つかるようになります。
毎日のコーディネートがスムーズになり、
時間の節約につながります。
衣類の長持ち
適切に収納することで、衣類が長持ちします。
湿気や虫から守るための対策をしっかり行うことで、
次のシーズンも安心です。
新しい季節を楽しめる
衣替えをすることで、新しい季節を迎える準備が整います。
季節の変わり目、秋冬ファッションを出しやすくすれば
行事やお出かけもいっそう楽しめるでしょう。
まとめ
10月の衣替えは、現在では新しい季節を迎えるための家事ですが、
もともとは、平安時代に中国から伝わった宮中行事だそうです。
衣替えをする気温の目安は、18度以下になる時といわれています。
最適な衣替えを実践することで、2024~2025年の秋冬は
さっぱりとした気持ちで迎えてみてはいかがでしょうか。