2025年 京都・祇園祭|日程、見どころ、楽しみ方を簡単に分かりやすく解説

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祇園祭(函谷鉾) 風物詩

本三大祭りの一つに数えられ、
京都の夏を象徴する「祇園祭」

2025年も、千年の歴史が息づく壮大な祭りが、
1ヶ月にわたり、京の街を熱気に包みます。

祇園祭を最大限に楽しむための主要な日程、
絶対に見逃せないハイライトなどを、初心者にもわかりやすく紹介します。

祇園祭とは?その歴史と目的

祇園祭の四条通の様子

祇園祭は、京都市東山区にある八坂神社の祭礼です。

起源は平安時代(869年ごろ)、都で流行した疫病を鎮めるため、
66本(当時の国の数)の鉾を、宮中の庭園「神泉苑」に立て、
祇園社(現・八坂神社)から神輿を送り祈った「祇園御霊会(ごりょうえ)」にあります。

応仁の乱(1467年ごろ)で一時途絶え、室町時代(1500年ごろ)に再興され
大船鉾の焼失などを経ながらも、現在まで続いています。

その歴史から、祇園祭は単なる観光イベントではなく、
無病息災を祈る神事です。

祭りの本質を思うと、華やかな山鉾巡行や賑やかな宵山も、
より深く味わえるのではないでしょうか。

【2025年】祇園祭の主要日程カレンダー

山鉾巡行

祇園祭は7月1日から31日までの1ヶ月間、様々な神事や行事が行われます。

観光のハイライトとなるのは中旬です。

日にち主な行事内容
7月10日(木)お迎え提灯・神輿洗午後4時半~8時半頃
神輿を迎える提灯を立てて八坂神社周辺を巡行。
神輿三基のうち一基の前後を松明で照らし四条大橋まで担ぎ、鴨川の水で清め、神輿渡御の飾りつけを行います。
7月12~13日前祭鉾曳き初め午後2時~3時頃
四条室町・新町通付近で
建ち上がった山鉾を町内の人々が数回曳きます。
7月14日(月)~16日(水)前祭 宵山(宵々山)
(さきまつり よいやま)
歩行者天国(15・16日)
駒形提灯が灯る山鉾を間近で観れます。
食べ物などの屋台が多く出てにぎわいます。
7月17日(木)前祭 山鉾巡行・神幸祭午前9時頃、23基の山鉾が四条烏丸付近から都大路を巡行。
その後、神様を乗せた神輿が氏子町へ。
最大の見どころです。
7月20日後祭鉾曳き初め午後3時頃
新町通・三条通で曳き初めを行います。
7月21日(月)~23日(水)後祭 宵山
(あとまつり よいやま)
露店は出ないため、
比較的落ち着いた雰囲気で
山鉾を鑑賞できます。
7月24日(木)後祭 山鉾巡行
・花傘巡行・還幸祭
午前9時半頃、烏丸御池付近から11基の山鉾が巡行。
神様を乗せた神輿が八坂神社へお戻りになります。
7月28日(月)神輿洗午後6時~8時半頃、
神輿3基のうち1基の前後を松明で照らし、八坂神社~四条大橋まで担いで鴨川の水で清められます。
7月31日(木)疫神社夏越祭
(えきじんじゃなごえさい)
茅の輪をくぐり、
1ヶ月にわたる祭りの終わりを告げます。

混雑

屋台が出て提灯に灯りがともる宵山や、辻回し巡行の際は
身動きが取れないほどの人混みになることも予想されます。

なるべく混雑を避けたい方は、鉾立てが始まる7月10日~
「宵々々々山」で鉾立ての様子を見たり、早朝を狙ったり
屋台が出ない7月21日~の後祭がおすすめです。

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祇園祭の3大ハイライト!これだけは押さえたい見どころ

八坂神社入口
八坂神社(最寄り駅:京阪祇園四条駅・阪急京都河原町駅)

広大な期間と規模を誇る祇園祭。

どこを見ればいいか分からないという方のために、
絶対に外せない3つの見どころを解説します。

宵山(よいやま) 幻想的な京の夜を散策

祇園祭・宵山の風景

山鉾巡行の前夜祭にあたるのが「宵山」です。

夕闇が迫ると、各山鉾に吊るされた無数の駒形提灯に灯がともり、
コンチキチンのお囃子の音が響き渡ります。

  • 前祭の宵山(14日〜16日)
    特に15日と16日は、中心部・四条通などが歩行者天国になり、
    多くの露店が並び、大変な賑わいを見せます。

    お祭り気分を存分に味わいたい方におすすめです。
  • 後祭の宵山(21日〜23日)
    露店が出ないため、前祭に比べて落ち着いた雰囲気です。

    じっくりと山鉾の懸装品(けそうひん)と呼ばれる
    美しい装飾を鑑賞したい方に向いています。

山鉾巡行(やまほこじゅんこう)圧巻!“動く美術館”の行列

祇園祭・山鉾巡行

祇園祭のクライマックスといえば、豪華絢爛な「山鉾巡行」です。
ユネスコ無形文化遺産にもなっています。

前祭(17日・さきまつり)と後祭(24日・あとまつり)の
2回に分けて行われます。

【解説】山鉾(やまほこ)とは?

神様が宿る依り代(よりしろ)であり、
各町内が威信をかけて作り上げたものです。

ペルシャ絨毯やゴブラン織りなど、世界中の美術工芸品で
飾られていることから「動く美術館」とも称されます。

大きく分けて「山」と「鉾」の2種類があり、
鉾の屋根には真木(しんぎ)と呼ばれる長い柱がそびえ立っています。

巡行の最大の見せ場は、交差点で行われる「辻回し(つじまわし)」です。

辻回し

【解説】辻回し(つじまわし)とは?

山鉾の車輪は真っ直ぐにしか進めないため、交差点で方向転換する際、
路面に青竹を敷き、水を撒いて滑らせながら人力で90度回転させます。

重さ10トンを超える鉾が、ギシギシと音を立てながら
向きを変える様子は、迫力満点です。

神輿渡御(みこしとぎょ)祭りの主役、神様の渡御

神輿

山鉾巡行の華やかさに目を奪われがちですが、祭りの本来の主役は
八坂神社の神様(スサノヲノミコトなど)です。

  • 神幸祭(しんこうさい、17日夕刻)
    3基の神輿が、八坂神社から氏子地域の御旅所(おたびしょ)へ向かいます。
  • 還幸祭(かんこうさい、24日夕刻)
    御旅所から八坂神社へお帰りになります。

「ワッショイ、ワッショイ」という威勢のよい掛け声とともに、
多くの担ぎ手によって神輿が練り歩く様子は、神聖かつエネルギッシュ。

山鉾巡行が神輿が通る道を清めるための露払いであることを知ると、
祭りの奥深さがより感じられます。

祇園祭の「ちまき」は食べ物じゃない?

祇園祭のちまき

宵山や巡行の際に各山鉾で授与される「ちまき」。

これは食べるためのお菓子ではなく、わらや笹の葉で作られた厄除けのお守りです。

京都の多くの家の玄関には、このちまきが1年間飾られます。

山鉾によってご利益が異なるとも言われているので、
自分に合ったちまきを探してみるのも楽しみの一つです。

2025年、祇園祭を快適に楽しむために

  • 服装と持ち物
    7月の京都は大変蒸し暑く、日差しも強烈で
    熱中症になる恐れがあります。

    歩きやすい靴帽子や日傘水分補給の飲み物が必須です。
    浴衣などの場合は早めに準備をしてください。

    ゲリラ豪雨に備え、折り畳み傘など雨具も用意しましょう。
  • 交通
    期間中は大規模な交通規制が敷かれます。

    自家用車の利用は避け、電車やバスなど公共交通機関を利用してください。
  • 観覧場所
    山鉾巡行を良い場所で見るには、早朝からの場所取りが欠かせません。

    ゆっくり鑑賞したい方は、有料観覧席(4600円~150000円)
    の利用も検討しましょう。
    (京都市公式-令和7年「祇園祭」有料観覧席のご案内)

    辻回しが見られる「河原町御池」や「四条河原町」の交差点は
    特に人気で、大変混雑します。

【周辺地図】

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まとめ

祇園祭

祇園祭は歴史や神事の意味を知ると、より楽しむことができます。
荘厳な神事の雰囲気に包まれるもよし、宵山の賑わいに心躍らせるもよし。

自分のスタイルで、京都の特別な1ヶ月を体験してください。
千年の都が誇る夏の祭典があなたを待っています。


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