敬老の日は、長年にわたり社会に貢献してきた
高齢者を敬愛し、長寿を祝う9月の祝日です。
家族や地域で、高齢者に感謝の気持ちを伝える機会として
日本では親しまれています。
この記事では、敬老の日の由来や意味、歴史、過ごし方、
プレゼントアイデア、メッセージ例や英語などを紹介します。
2024年の敬老の日はいつ？
2024年の敬老の日は、9月16日(月)です。
敬老の日は、祝日の月曜日です。
2024年は、三連休が2週続きになっていて
この時期の大型連休はシルバーウィークともいわれます。
この名は高齢者の意ではなく、ゴールデンウィークに対してつけられました。
敬老の日の由来と歴史
敬老の日の起源は、
1947年(昭和22年)に兵庫県多可郡野間谷村(現・多可町)
で行われた敬老行事にさかのぼります。
当時の村長が、長い間貢献してきたお年寄りに敬意を表し、
知識や経験を伝えてもらう場として敬老会を開きます。
農閑期であった9月15日、村の55歳以上の人を
公会堂に送迎し、ごちそうと余興でもてなしました。
昭和25年、兵庫県は9月15日を「としよりの日」と定めます。
この行事が全国に広まり、
1966年(昭和41年)に「敬老の日」として
国民の祝日に制定されました。
1998年の祝日法改正により
「ハッピーマンデー制度」で連休を作る政策がとられ、
2003年(平成15年)から9月の第3月曜日に固定されました。
そもそも高齢者とは何歳？
日本における高齢者は、一般的に65歳以上とされています。
しかし最近の研究では、75歳以上とする見解があります。
日本老年学会・日本老年医学会は、
65歳から74歳を「准高齢者」としています。
平均寿命・健康状態の改善に伴い、
多くの65歳から74歳の人々がまだ自立しているからです。
保険制度などでは下のような区分けがあります。
- 前期高齢者・65歳から74歳
- 後期高齢者・75歳以上
長寿祝いの年齢と名称
日本ではある年齢に達すると、
節目として、長寿を祝う伝統やことばが根づいています。
- 還暦(かんれき) 60歳
- 古希(こき) 70歳
- 喜寿(きじゅ) 77歳
- 傘寿(さんじゅ) 80歳
- 米寿(べいじゅ) 88歳
- 卒寿(そつじゅ) 90歳
- 白寿(はくじゅ) 99歳
- 百寿(ひゃくじゅ) 100歳
敬老の日の過ごし方
敬老の日には、地域で高齢者を敬うイベントが行われたり
ご家庭では、両親や祖父母を囲み
食事会を開いたりプレゼントをします。
プレゼントとしては、健康を願う品物や
手作りカードや好みの食品・日用品などが一般的です。
地域のイベントと活動
- 敬老会
コミュニティセンターや公民館で行われる、
歌や踊り、ビンゴ大会などの催し。 - 健康チェック
無料の健康診断や相談会が開催されることも多いです。 - 文化活動
伝統工芸の体験教室や、地元の歴史を学ぶツアーなど。
敬老の日のメッセージ例
プレゼントに添えるメッセージも大切です。
- 「いつもありがとう。
これからも元気でいてください。」 - 「あなたの笑顔が私たちの元気の源です。
いつまでもお元気で。」 - 「長生きしてくれてありがとう。
これからも一緒に楽しい時間を過ごしましょう。」 - 「いつも私たちを支えてくれてありがとうございます。
これからも元気でいてください。」 - 「あなたの笑顔が私たちの元気の源です。
いつまでもお元気で。」 - 「長生きしてくれてありがとう。
これからも一緒に楽しい時間を過ごしましょう。」 - 「あなたの知恵と経験に感謝しています。
これからもよろしくお願いします。」 - 「健康で幸せな日々を過ごしてください。
いつも応援しています。」 - 「あなたの存在が私たちの誇りです。
これからも元気でいてください。」 - 「いつも温かい心で見守ってくれてありがとう。
これからもよろしくお願いします。」 - 「あなたの笑顔が私たちの幸せです。
これからも元気でいてください。」 - 「これからも健康で楽しい日々を過ごしてください。
いつも感謝しています。」 - 「あなたの知恵と経験をこれからも教えてください。
いつまでも元気でいてください。」
「枯れ木も山のにぎわい」ということばは、
年長者が自分をつまらないものとして謙遜する時に使うもので、
年長者に向けては使わない方が良い言葉です。
敬老の日のプレゼント・贈り物
長寿祝いには、
健康、好みを考慮したプレゼントが喜ばれます。
おすすめの贈り物のアイデアです。
健康グッズ
- マッサージ器 伝統的なマッサージチェアの他、手持ち式もあります。
- 血圧計 健康管理に役立つプレゼントです。
- 補聴器・集音器 耳の遠くなった方に最適です。
- ルーペ・老眼鏡 目の悪い方の読書やTVに最適です。
- 運動器具 アクティブシニアと呼ばれる快活な方に最適です。
- ウォーキングポール(ストック)
関節の負担軽減・バランス感覚向上の散歩用グッズです。 - 杖
伝統的な形のほか、自立式のものもあります。
食べ物
- お寿司 握りずしや巻きずしなどです。
- 赤飯 赤飯の小豆が邪気を払うとされます。
- ちらし寿司 レンコン(見通しがいい)・豆(健康)・海老(長寿)
など、縁起のいい食材が入るお祝い料理です。 - 天ぷら 海老の天ぷらは、長寿の象徴とされます。
- 和菓子・洋菓子 年輪を意味するバームクーヘン、羊羹・最中など
- 季節の果物 ぶどう、なしなど
- うなぎ・さんま・鯛・トロなどの海鮮
鯛は「めでたい」に通じ、お祝いによいです。 - お肉 しゃぶしゃぶなど、高齢者にも食べやすいものが好まれます。
趣味関連
- ガーデニング用品 植物好きの方に最適です。
- 手芸キット 手先を使う趣味を楽しんでもらえます。
- 電子辞書 読書や新聞好きな方に最適です。
手作りの品
- 手作りカード・アルバム 心のこもった贈り物として喜ばれます。
- 家族の写真フォトフレーム 思い出を共有できます。
縁起物
- 鶴亀モチーフのアイテム 長寿を象徴する縁起物です。
- 胡蝶蘭・盆栽 花や植物は長寿祝いにもいいです。
松は不老長寿の象徴ともされています。
体験型ギフト
- 食事券 美味しい食事を楽しんでもらえます。
- 旅行券 新しい場所を訪れる楽しみになります。
実用的なアイテム
- ガーゼパジャマ 快適な睡眠をサポートします。
- 座布団 長時間座っても疲れにくいものがおすすめです。
- マットレス 最近は科学にもとづいた商品が多くあります。
これらのアイデアを参考に、相手の方にぴったりの
プレゼントを選んでみてください。
敬老の日は英語で？
敬老の日は英語で「Respect for the Aged Day」と言います。
まとめ
敬老の日は、高齢者を敬い、その長寿を祝う日です。
2024年は9月16日（月）で
ご家族や地域で、感謝の気持ちを伝える良い機会です。
お年寄りへプレゼントやイベントを通じて、
おじいちゃん・おばあちゃんの健康と幸せを願うのはいかがでしょうか。
