2025年「秋の土用」とはいつ?間日・食べ物と土いじりがだめといわれる過ごし方を紹介

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さんま 風物詩

秋の土用とは、
立冬の18日前から始まる期間で、季節の変わり目を表す雑節です。

土用は「土旺用事(どおうようじ)」の略で、
土気(どき)が旺盛になります。

年4回、四季に土用があり、
気候・体調が不安定になりやすい時とされています。

秋の土用は、うなぎを食べる夏の土用より有名ではないですが、
どんな食べ物や過ごし方がよいのかを紹介します。

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2025年秋の土用の時期はいつ?

11月

秋の土用は「10月下旬~11月上旬」で
立冬までの18日間です。

立冬は二十四節気の一つで、冬の始まりの日です。

2025年の立冬は11月7日で、
18日前の「10月20日から11月6日」までが秋の土用です。

10月20日を「土用の入り」といい、
最後の11月6日を「土用の明け(節分)」といいます。

秋の土用は、二十四節気「霜降」の期間にあたります。

2025年秋の「土用の丑の日」は、10月23日(木)・11月4日(火)です。
うなぎを食べる夏の土用は「う」のつく食べ物がよい丑の日ですが、

秋の土用は「辰の日」が重要とされています。

秋の土用に食べるとよい食べ物は?

秋の土用は、「辰の日」に「た」がつく食べ物
青い色の食べ物を食べるとよいと言われています。

辰の日とは、日の干支が辰になる日のことで、
2025年の秋の土用で「10月26日」にあたります。

大根

大根一本

だいこんは、消化を助ける働きがあり、
大根おろしや大根汁で食べるのもよいです。

大根の辛み成分には、血液をサラサラにする効果もあるとされます。

中国から伝わった野菜で「古事記」には
”清白(すずしろ)”という名で記されています。

買ってきた大根は、葉がある場合は本体と切り離し、
ラップで包むか、ポリ袋に入れ、冷蔵庫で立てて保存するのが良いとされます。 

玉ねぎ

むいた玉ねぎ

玉ねぎは血液をサラサラにし、
ビタミンCやケルセチンなどポリフェノールを多く含みます。

風邪やインフルエンザなど感染症に対抗したり、
抗酸化作用で、老化を抑えるとされています。

また硫化アリルという成分が、血液中の糖分や脂肪分を減らすということです。

風通しのよい冷暗所で、ネットなどにつるす常温保存が適します。

冷蔵庫では野菜室よりも、湿気が少ない「冷蔵室」での保存が良いとされます。

蛸(タコ)

たこめし

タコ(蛸)は、タウリンやビタミンB12、ミネラルなどを豊富に含み、
低カロリーで、疲労回復や貧血予防にいいとされます。

買ってきたタコは臭みをとるため、軽く湯通しします。
冷凍の場合は固くなりにくい、冷蔵庫での解凍が良いとされます。

食べきれないタコは、棒などで軽く叩き、酒を振って冷凍保存します。

青魚

魚市場

青魚はDHAやEPAなどを多く含み、血管や脳に良い影響を与えます。
秋が旬の秋刀魚(さんま)やサバ、イワシなどです。

一般的に、血液の流れを改善し、
血圧やコレステロールを下げる効果があるとされます。

ビタミンB12や亜鉛なども含み、疲労回復や免疫力向上になるといわれます。

酸化しやすく、早く食べるのがおすすめです。

青菜

小松菜

青菜は、ビタミンCやカルシウムなどを多く含み、
免疫力や骨密度を高めるとされます。

チンゲン菜、小松菜、セロリ、ホウレンソウなど多くあります。

冷蔵庫では、湿らせた新聞などに包んで、立てて保存します。

秋の土用にこれらを食べる理由

土用は五行説で「金気」「水気」のバランスをとるためだとされています。
秋は金気が旺盛で、水気が不足しがちな季節です。

金気は、肺や皮膚に関係し、水気は腎や骨に関係します。

金気が強すぎると肺や皮膚が乾燥しやすく、
呼吸器系の症状・肌荒れも起こりやすくなります。

水気が不足すると、腎や骨が弱くなります。
尿量が減ったり、腰痛や関節痛が起こりやすくなります。

「た」がつく食べ物や、青い色の食べ物を食べることで、
水気を補い、金気を和らげる効果があると考えられています。

(陰陽)五行説とは、中国古代の自然哲学です。

五行説では、万物は木・火・土・金・水の五つの元素からなり、
それぞれが互いに影響を与え、生成や変化を起こすと考えられました。

五行説は、自然現象だけでなく、
政治や歴史、医学や占いなどにも応用され、
中国文化に深く根付いています。

秋の土用の過ごし方は?

水の入ったコップ

秋の土用は季節の変わり目であるため、
乾燥によって、風邪やインフルエンザなどにもかかりやすくなります。

そこで、以下のような過ごし方を心がけるのが良いです。

  • 水分補給をしっかりする
  • 暖かくして寒暖差に気をつける
  • 手洗い・うがいをこまめにする
  • 睡眠を十分とる
  • ストレスを溜めないようにする
  • 土公神にお供え物をする

秋の土用は、土を司る土公神(どくしん・どこうしん)が支配しており、
「土を動かしたり、触ってはいけない」と言われていました。

ガーデニングや庭いじり、草刈りや井戸掘り、
基礎工事、引っ越し、結婚、転就職といった新しいことを始めたり、
旅行など移動することは避けた方がよいとされています。

土用はどの方位も縁起が良くないとされています。
その中でも土用殺といい、
秋の土用では「北西」が特に良くない凶の方位となっています。

土用には「間日(まび)」という土公神がいない日があり、
未・酉・亥の日です。

この日は土いじりや新しいことをしてもいいとされます。
今年は10月21日、10月29日、10月31日、11月2日です。

体内時計、自律神経などが乱れやすくなります。
秋は衣替えや掃除などの作業が多くなる季節でもあります。
これらや寒暖差で心身にストレスがかかりやすくなります。

そこで、秋の土用の時期は、十分な睡眠と休息、入浴、
適度な運動や呼吸法などでリラックスします。

まとめ

秋の土用はたこ焼き

秋の土用とは、立冬の18日前から始まる約18日間となっています。
2025年は10月20日~11月6日の期間です。

残暑から急に気温が下がることもあり、
気候や体調がより不安定になりやすく、心身ともに疲れやすい時期です。

栄養や生活習慣などに注意して、冬の寒さに備え、
食べ物や秋の行事・行楽を楽しんでください。


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