霜降とは？2023年の時期や意味、旬の食べ物を紹介

過ごしやすい行楽日和の秋晴れが続き、
朝晩は冷え込みを感じる秋のただ中に、霜降という節気がやってきます。

今年の霜降は10月24日(火)です。

霜降とは何か、風物詩や食べ物、七十二候などを見ていきます。

霜降とは何か？

霜降の読み方は「そうこう」です。
二十四節気の18番目です。

朝晩の気温が一段と下がり、霜が降り始めるころを表します。

2023年の霜降は、10月24日(火)当日をさす場合と
10月24日から11月7日まで、約15日間をさす場合があります。

霜降は太陽の黄経が210度になるころです。
正確には、日本では10月24日の1:21です。

霜降の次は「立冬」が来ます。

二十四節気は、古代中国で考案された季節の区切り方で
太陽の黄経を、15度ごとに24の節気に分けています。

太陽の動きに合わせて決まり、日付が固定されておらず
年によって一日くらいずれがあります。

霜降の気候や風物詩は？

霜降の時期は、秋の終わりに近づき霜が降りるようになります。
霜とは空気中の水蒸気が冷えて氷になったもので、早朝の地面や草木に白くきらめきます。

霜が降ると植物の生育が止まり、収穫も終わり農業にとって重要な節目です。

紅葉が見頃を迎え、多くの人が紅葉狩りに出かけます。
紅葉は、落葉樹が冬に備えて葉緑素(クロロフィル)を分解し、残った色素が現れる現象です。

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読書週間

読書週間は、10月27日から11月9日までです。
今年の標語は「私のペースで　しおりは進む」です。

「読書する喜びを広める」ことを目的とした運動です。
公益社団法人読書推進協議会や書店などで、読書に関係する催しが行われます。
前身の「図書週間」を入れると1920年代からの歴史があります。

ハロウィン

ハロウィンは、10月31日(火)です。

日本では若い世代を中心に広まりつつありますが、
「収穫祭」「死者の魂を迎える日」という起源を持つ西洋の風習です。

店では子ども向けのお菓子などが並びます。

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文化の日

文化の日は11月3日(金)です。この日は晴れになりやすい日とされます。

「自由と平和を愛し文化をすすめる」ことを目的とした国民の祝日です。
文化勲章の親授式が皇居で行われます。

1946年に、現在の日本国憲法が公布された日でもあります。

明治天皇の誕生日でもあり、昔は天皇誕生日を天長節といいました。
戦前の昭和には明治節と呼ばれ、古くから祝日として親しまれた日です。

美術館や博物館が無料になったり催しがあることがあります。

霜降の旬の食べ物は何か？

鮭(さけ・しゃけ)

鮭は産卵のために川に戻ってくる「秋鮭」と呼ばれ、
脂がのっている一方でさっぱりとした味わいです。
オホーツク海などで成長した北海道のサケが有名です。

鮭はたんぱく質やオメガ3、ビタミンB12、ビタミンDなど栄養価の高い食材です。

柿(かき)

中国原産の果物です。
柿はビタミンCや食物繊維を多く含み、風邪の予防にもなるとされます。

柿には糖分も多いため、エネルギー補給にも最適です。
ただしタンニンを含み、一日1，2個にしないと胃石ができることがあります。

生姜(しょうが)

体を温めることでおなじみの、インド・中国原産といわれる多年草です。

血行促進、消化促進、風邪の予防などの効果があるとされます。

霜降の七十二候

七十二候とは、二十四節気をさらに3つの期間に分けたものです。

以下が霜降の七十二候です。

霜始降(しもはじめてふる)

【10月23日ごろから10月27日ごろ】

朝晩の気温が一段と下がり、初めて霜が降りるころです。
3~5℃以下になると霜が降りるといわれています。

霎時施(こさめときどきふる)

【10月28日ごろから11月1日ごろ】

ぱらぱらと小雨が時々降るころです。
空気中の水蒸気が冷やされて、冷えた小雨が降ることがあります。

楓蔦黄(もみじつたきばむ)

【11月2日ごろから11月6日ごろ】

モミジやツタが赤や黄に色づき始めるころです。

霜降の花・草木

菊

10~11月ごろの菊は秋菊とよばれます。中国原産の花です。
星見草、千代見草などの別名があります。

菊は日本の国花でもあり、重陽の節句や菊人形などで親しまれています。
江戸時代などに、庶民の間でも菊を育てたり鑑賞することが大いに流行したそうです。

菊には「高尚」「不老長寿」や「高貴」「高潔」などの花言葉があり、
色によって別の花言葉があります。

コスモス

コスモスは、メキシコ原産で秋の野原を彩る一年草です。
ピンク・白・赤などの色があり、秋桜(あきざくら)ともよばれます。
コスモスには「乙女」や「調和」「謙虚」などの花言葉があります。

Cosmosは宇宙をさす意味もありますが、一面に星のように咲き乱れるさまは
あながち別物ではないのかもしれません。

ムラサキシキブ(紫式部)

湿地や山林などに自生する日本などが原産の木です。
「聡明」「上品」「愛され上手」などの花言葉があります。

6月ごろに花が咲き、秋に紫色の実がなります。

紅葉(もみじ)

紅葉狩りで一般的な、手の形をした木はカエデの仲間です。

花言葉には「重要」「変化」「調和」「長寿」などがあります。

霜降の頃にある行事

「十三夜（じゅうさんや）」｜10月27日(金)
月の出15:59　月南中時22:21

十三夜とは、旧暦9月13日の夜にお月見をすることで日本由来の風習とされます。
新月から13日目で、満月より少し欠けた月です。

十五夜の次に美しいので、両方を見ないと縁起が悪いとされていました。
月見団子のほか、この頃に収穫される栗や枝豆などをお供えすることで
栗名月や豆名月ともいわれます。

天気予報(tenki.jp)

今年2023年の十三夜の月(20時頃)