気温が上がり、初夏を迎える前の時期は
熱中症対策に欠かせないエアコンの準備をするのに最適です。
4/10は「エアコン試運転の日」で早めの試運転を呼びかけています。
猛暑が多い近年、真夏のエアコン故障でひどい目に合わないために
シーズン前の試運転で、夏に備えるための方法を紹介します。
夏場のエアコン故障は意外と多い27.2%
三菱電機の調査によれば、30代~50代の600人のうち約3割が、
夏場にエアコンが故障して困った経験があると回答しています。
暑さでつらい思いをしたり、修理に数週間を要したり
・希望する条件のエアコンがない
・高い商品を選ばざるをえない
などがあげられています。
シーズンに入ってからだと、高級品、不人気品が残ったり、
取り付け業者が〇週間待ち…という状況になりかねません。
試運転に最適なのはいつ?
エアコンの試運転は、夏の前の時期がおすすめです。
ダイキン工業によれば、ベストなタイミングは4月~で
「23~25℃の日」に行うのが良いとのことです。
まだ多くの人がエアコンを使わない気温で、修理もスムーズに対応してもらえます。
20℃以下だと、涼しすぎて冷房運転できない場合があります。
エアコン試運転のやり方
- コンセントを抜き、電源が切れていることを確認
ほこりがコンセントにたまると
火災の原因になるので掃除します。 - フィルターをメーカーごとの方法で清掃・交換
掃除の前にマスクをつけ、
窓を開け、前パネルを開けます。
汚れがひどい時は、薄めた中性洗剤でつけ置き洗いし
ドライヤーなどを避け、陰干しで乾燥させます。 - 室外機のホース(ドレンホース)を確認
ゴミが詰まっていないか、
先端が持ち上がったり、水につかっていないか見ます。
ホースからゴキブリなどの虫が入ることがあるので、
ガーゼや、ダイソーなどの防虫キャップを先端につけるのもおすすめです。 - リモコンの電池を入れ、つくか確認
ブレーカーをONにし、コンセントを入れます。 - 「冷房」にして、最低温度にし、10分程度運転
- 冷風が出るか、異常ランプがついていないか確認
- 30分程度運転し、異音や水がエアコンから漏れないか確認
「ボコボコ」「ブシュッ」「ピシッ」といった音は通常、故障ではないとされます。
カビの臭いなどが気になる場合は、プロ業者のエアコンクリーニングを検討します。
※市販の洗浄スプレーは、故障の恐れがあるため使わないことが推奨されています。
※製品評価技術基盤機構(NITE)による動画
冷房準備のまとめ
エアコンのお手入れは、気温が上がる前に行うのが大切です。
掃除しないと効きが悪くなり、電気代も高くなり
アレルギーの原因になることもあります。
ただエアコン内部は、専門業者に依頼するのがおすすめです。
エアコンの買い替え目安は約10年とされ、あまり冷えなかったり
不安を感じた場合は、早めに買い替えの検討をしてください。
広告