夏は暑さ・湿度・紫外線で
体に負担がかかる季節です。
夏バテは、夏の環境で体の調子が悪くなる状態です。
- だるさ
- 食欲不振
- 頭痛
- めまい
- 倦怠感
などの症状があります。
夏ばての原因・予防・対処法を簡単にご紹介します。
※以下は、一般的な豆知識です。病気の治療を意図したものではありません。 詳しくは病院など専門家にご相談ください。
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夏バテの原因
夏バテの主な原因は、以下の3つです。
- 水分や塩分の不足
夏は汗をかくことで、体内の水分や塩分が失われます。
不足すると、血液の循環が悪くなり、体温調節や代謝がうまく行われなくなります。
また、脳・神経にも影響を与えて集中力や判断力が低下します。 - 自律神経の乱れ
夏は気温や湿度の変化が激しく、自律神経が乱れやすくなります。
自律神経は、心臓や血管、内臓などの働きを調整する神経で
交感神経と副交感神経に分かれています。
交感神経は活動を促す神経で、
副交感神経は休息を促す神経です。
自律神経が乱れると、交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、
体の機能が低下します。 - 栄養不足
夏は食欲が落ち、栄養不足になりやすいです。
特にビタミンやミネラルは、体の免疫力の維持に必要な栄養素です。
ビタミンやミネラルが不足すると、体の抵抗力が弱まります。
夏風邪、その他感染症などにかかりやすくなります。
アイスなどの冷たい物の食べ過ぎも注意が必要です。
夏バテの防止・予防
夏バテを予防するためには、以下のことに気を付けましょう。
- 水分や塩分をこまめに補給する
夏は1日に2リットル以上の水分を摂ることが推奨されます。
ただし、スポーツドリンク・塩飴・熱中対策タブレットなどで
塩分を一緒に補給することが大切です。
水だけを大量に取ると、水中毒の恐れもあるため注意が必要です。
また、甘味のあるスポーツドリンクやジュースは
とりすぎるとペットボトル症候群になる恐れがあるため、注意しましょう。
アルコールやコーヒーなどのカフェインは利尿作用があり、水分の排出を促すので
過剰に摂らないようにしましょう。 - 冷房の使用に注意する
冷房は暑さを和らげますが、使いすぎると体が冷えすぎ、
血液の循環が悪くなります。
室内と室外の温度差が大きいと、自律神経に負担がかかります。 - 栄養バランスが良い食事
夏は食欲が落ちることで、偏った食事になりがちです。
しかし、栄養不足は夏バテの原因になります。
できるだけバランスの良い食事を心がけてください。
【夏バテ対策に良い食べ物の例】
- 豚肉
- 大豆製品(納豆・豆乳・豆腐・きな粉など)
- 長芋
- たまご
- 梅干し
- キムチ
- しょうが
- きゅうり
- パクチー
- うなぎ
- ハトムギ
夏の飲料としては、甘酒が良いと古くから言われています。
ビタミンBや、熱中症対策になるナトリウムなどのミネラルがあり、
食欲がない時でも楽に飲めるので「飲む点滴」といわれます。
夏バテの治し方・対処法
夏バテの症状が出た場合です。
- 休息をとる
夏バテは体の機能が低下している状態なので、無理をせず休息をとることが大切です。
特に睡眠は体の回復に必要な時間なので、十分に眠りましょう。
寝不足は、自律神経の乱れや免疫力の低下、熱中症につながります。 - 水分や塩分を補給する
夏バテの症状が出た場合は、水分や塩分不足が原因の可能性もあります。
そのため、水分や塩分を補給することで、
体調を改善できることがあります。
水分や塩分は、こまめに少量ずつ摂ることが効果的です。 - 消化の良い食事をする
夏バテの症状が出た場合は、胃腸の働きも低下している可能性があります。
そのため、消化の良い食事をすることで、
胃腸に負担をかけないようにしましょう。
消化の良い食事としては、お粥やうどん・そうめんなどがおすすめです。
卵や豆腐、梅干しなどをつけることで栄養を補えます。
また、辛いものや油っこいもの、冷たいものは不調時はなるべく避けましょう。
まとめ
夏バテは、水分と塩分の不足、自律神経の乱れ、栄養不足などで起こります。
予防するには、水分や塩分をこまめに補給し、睡眠を十分とり、
冷房での体の冷えすぎにも注意してください。
つい、気軽に食べやすいパンや麺など炭水化物が多い食品が多くなりますが、
ビタミンやミネラルの入った栄養バランスの良い食事が大切です。
夏バテや熱中症に気をつけて、猛暑の夏を乗り切ってください。
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