毎年、9月1日は防災の日です。
TVやネットで備えや訓練の様子などが報道されますが、
昨年元旦の能登地震、南海トラフ情報が出た宮崎地震と
今までにも増し、重要性が高まっています。
防災の日とはそもそも何?という所と、
有事に備えたい防災グッズ、
あまりお金がなくてもできる対策などを紹介します。
防災の日とは?2025年はいつかや由来・目的
2025年の防災の日はいつ?

2025年の防災の日は、9月1日(月)です。
祝日ではありません。
防災の日とは?由来・意味

防災の日とは、
災害に備える心構え、防災対策を学ぶ日です。
1923年(大正12年)9月1日に発生した関東大震災にちなんで
1960年(昭和35年)に制定され、その年は避難訓練などが行われました。
※今年は関東大震災から102年目です。
1949年、死者135人を出したキティ台風や
死者・不明者5000人以上となった1953年9月の伊勢湾台風などが
防災の日制定の流れをつくったといわれています。
9/1ごろは、古来より二百十日(にひゃくとおか)といわれ
風水害が多い時期として、昔から農家の厄日として警戒されていました。
9月は、現代も台風のイメージが強い時期です。
防災の日を含む1週間を、防災週間として、
全国でイベント・訓練が行われます。
私たちは自然災害の多い日本で暮らし、
2024年元旦に能登半島沖地震があるなど
いつどこで何が起こるかわからない日常に生きています。
大規模災害になるほど、公助(行政などの支援)には限界があり
各自の防災の大切さを、年に一度認識したい記念日です。
(参考・東京消防庁「防災の日と二百十日」)
地震など災害に備える防災グッズ

備えておきたい防災グッズは、以下が一般的です。
- 水(飲み物)、食料(いつも食べている物)
- トイレットペーパー、除菌ティッシュ
- 非常用トイレ
- 常備薬・持病の薬
- ラジオ(防滴・防水が望ましい)
- 懐中電灯、ランタン
- 携帯電話(スマホ)モバイルバッテリー
- 電池(持っているライトなどの電池)
- 毛布・寝袋
- カセットコンロ・予備ボンベ
- ポータブル電源(大容量の蓄電池)
最低3日、できれば1週間分を備えることが大切です。
大規模災害を想定すると、
さらに3週間分は自活できる量があればより安心です。
食料はローリングストックという言葉があり、
普段買っている食べ物などを少し多めに買って
古い物から消費すると、無駄になりにくいという考え方がよく紹介されます。
アウトドア用品が役に立つことが多いようです。
お金がないときの防災対策

専用の防災グッズ・非常食は、正直お金がかかります。
必ずしも本格的な対策品を買う必要はありません。
あまりお金がない時でもできる、防災の備えをいくつか紹介します。
- 防災アプリをダウンロード
スマホなどですばやく最新情報を伝えてくれます。
有名なのは「特務機関NERV防災」「Yahoo防災速報」
「NHKニュース・防災」です。 - 自分の家や近所のハザードマップ確認
市町村や消防署などのホームページで見ることができます。
避難場所や避難経路は、実際に歩いて確認すると安心です。 - 家にあるものや普段使っているものを活用
懐中電灯やヘルメットは、自転車用などで代用できます。
保存水・非常食はミネラルウォーター・缶詰・レトルトなど、
賞味期限に注意ですが、切れていても食べることは可能です。 - 家具・テレビなどを固定・補強
地震や台風で、倒れたり割れたりすることを防ぐためです。
家具や窓ガラスを固定したり補強するグッズは
100円ショップや安いものもあります。 - 家族などと避難経路や連絡方法を話し合う
災害時は停電で、電話・インターネットが使えなくなることがあります。
携帯キャリアの災害用伝言板などを試用したりすることも良いかもしれません。
完璧に対策しようとすると、お金は無限に必要です。
ただし少しでも備えをすることで、被害を軽くすることができます。
まとめ

1995年の阪神大震災、2011年の東日本大震災も風化の危機が高まる中、
最近は南海トラフ大地震が喫緊の課題です。
「南海トラフ地震臨時情報 巨大地震注意 取るべき対応は?」(tenki.jp)
他にも首都直下型地震、富士山噴火、スーパー台風や線状降水帯など
枚挙にいとまがありません。
「忘れた頃にやってくる」
そんな大災害から自分や家族を守るため、9月の防災の日を機に
備えを見直すことが大切です。
防災グッズを点検・増やしたりしてはいかがでしょうか。
「備えあれば憂いなし」を、ぜひご家庭で実践してみてください。



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