今年2023年の立秋は8月8日(火)です。
立秋は二十四節気の一つで、秋の始まりとされています。
意味や由来、風習や食べ物、過ごし方などを分かりやすく解説します。
立秋とは?
立秋とは、二十四節気の第13番目の節気で、
読み方は「りっしゅう」です。
二十四節気とは、太陽の動きに合わせて1年を24等分したもので、
季節の移り変わりを知るために古くから使われてきました。
立秋は夏が極まり、秋の気配が立ち始める日という意味です。
暦の上では立秋から秋に入るとされますが、実際にはまだまだ暑さが続きます。
そのため、立秋以降の暑さを残暑と呼びます。
2023年の立秋はいつ?
2023年の立秋は8月8日です。
日本時間で午前3時23分に太陽が黄経(こうけい)135度に達する瞬間をさします。
太陽の通り道を黄道といい、春分点から東周りに135度回った所が立秋とされています。
暦ではその日が立秋となりますが、天文学ではその瞬間とします。
また、二十四節気は期間を指す言葉でもあります。
その場合は、次の節気・処暑(8月23日)までの約15日間が立秋となります。
立秋にまつわる文化や風習はある?
立秋に特定の行事はないことが多いですが、関係している出来事です。
- 残暑見舞い
日頃お世話になっている人に送る挨拶状です。
立秋以前は暑中見舞いといいますが、立秋以降は残暑見舞いと言います。
8月中に送るのが一般的ですが、暑さが長引く場合は9月に入っても構いません。 - 五山送り火
京都で毎年8月16日に行われるお盆の伝統行事です。
五つの山々に火を点けて、あの世への道を明るく照らしてお盆の精霊を送ります。
20:00ごろから各約30分間、東山に「大」が点火され、
松ヶ崎に「妙法」、西賀茂に「船形」、大北山に「大」(左大文字)
嵯峨に「鳥居形」が順番に浮かび上がります。 - 仙台七夕まつり
仙台市で、毎年8月6日から8月8日に開催される七夕祭りです。
伊達政宗の時代からの歴史があります。
仙台駅前から中央通り・一番町通りにかけてアーケード商店街で
七夕飾りや竹灯籠などが街を彩ります。 - 梅雨明け
梅雨は6月から7月にかけて雨が多くなる期間ですが、
梅雨前線が北上しきれずに立秋を迎える場合は、梅雨明け宣言がされません。
その場合は、梅雨前線が秋雨前線となって南下していきます。
鶴岡八幡宮の #ぼんぼり祭。
8月7日【夏越祭】、8日【立秋祭】、9日【実朝祭】の日程で行われます。
参道には、鎌倉にゆかりのある著名人の書画が描かれたぼんぼりが並びます。
夕刻、ぼんぼりに明かりが灯されると、境内は幻想的な雰囲気に包まれ、賑わいは夜まで続きます。
(歴まち担当) pic.twitter.com/HfQoPjieqe— 【鎌倉市】文化情報 (@kamakura_reki) August 7, 2023
立秋の食べ物
立秋には特別な行事食や食べ物はありませんが、
旬のものを食べるのは季節を味わうことになります。
- 桃
夏の代表的な果物です。
甘くてジューシーで水分補給にもなります。
桃は立秋の期間に含まれるお盆の頃には、
お供え物としても活用されることが多いですね。
8月は、品種にもよりますが、熟して甘さが強い桃も多く出回っているでしょう。
桃狩りや桃のスイーツも楽しめます。 - とうもろこし
甘みと香りが豊かな夏野菜です。
茹でたり焼いたりしてバターや塩で食べます。
とうもろこしはビタミンB1や食物繊維などを含んでおり
夏バテ予防にも効果的です。
水で濡らしてラップをし、レンジ600wで5分後さらに5分置いておくと
おいしく食べられるようです。 - ところてん
海草から作られる涼やかな和菓子です。
酢醤油・黒蜜などで味付けします。
(東は醤油・西は黒蜜が多いといわれています)
ところてんはカロリーが低く、水分や食物繊維を多く含んでいます。
消化吸収が良く、便秘やむくみの解消にも役立ちます。
暑い時期にぴったりな食材とされてきました。 - スズキ
夏を代表する高級魚のひとつで、マダイ・ヒラメにも劣らない美味な白身魚です。
スズキは滑らかな舌触りを持ち、クセがないため、和洋中どんな料理にも合います。
洗い・刺身の他にも、塩焼きや味噌焼きなどの焼き物、
蒸し物、ムニエルなどにするのもおすすめです。
立秋を過ぎたら食べ物に気をつけて😌
暑さが和らぎ、胃腸が冷えやすくなります。トマトやピーマンなど体を冷やす夏野菜は、体を温める紫蘇や生姜、ネギと一緒に食べ、頻度を減らしましょう。
スイカやメロンなど夏の果物も、体を温める紅茶やほうじ茶などと一緒に食べ、量や頻度を減らしましょう🍀 pic.twitter.com/GfyVlCGdn1
— 竹内美香穂@漢方の本陣薬局 (@mikaho_takeuchi) August 20, 2021
おわりに
立秋は暦の上では秋の始まりですが、実際にはまだ夏真っ盛りです。
しかし立秋を過ぎると日を追うごとに、秋の気配が強くなっていきます。
残暑というには厳しい気温が続きますが、夏バテや熱中症を気を付けて
夏の最後の時期を乗り切ってください。
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